「丁寧に暮らす」ということ
*食生活を変えることで地球を想う*
★National Geographic “Before the flood”★
*食生活を変えることで地球を想う*
すべてをじっくり観れたわけではないけれど、
映画を見ながら感じていたことは、
何年も前から知っていた「地球温暖化」という
地球の叫びに対して、
わたしたち人類は
状況を改善させられるほどの具体的な動きが今もできていないという危機感。
もし、地球に住む一人一人に地球を救うミッションがあったら?と思った。
仕事や家庭、
その中で各家庭が一つの地球の問題と向き合っていく、ということ。
“生活の改善×何かしらの地球問題”
と向き合い、学び、改善のために何ができるかシェアしていく
ということが出来たらどうだろうか、と考えていた。
実際、パリ協定でも具体案が提示されなかったことを考えれば、
それは難しいけれど、あくまで私の理想論。
それは置いておいたとしても、
8年前、私が大学生だった時は、
「これは地球温暖化だ」「そうじゃない」みたいな議論があったけど、
今はもうそんな議論をしている暇はなく、
できることをしていく他ないということを痛感した。
でも政府は当てにできない。
では、今すぐ私何ができるだろう?と思ったら、
やっぱり「食」だった。
私一人ですべてを深く知り、研究し成果を出すことは不可能。
知ろうとする行為だけで人生を費やしてしまう。
そこで私が取り組みたいと思うのは「食」。
食をベースにホリスティックに学び続け、食生活に変化を与えられる人物になって、
私は自分のミッションをやっていきたいと思う。
映画の途中、アメリカを例にとり、
レオナルドディカプリオとヂドン博士が対話するシーンがあった。
内容は以下*
・政府に頼らず、今日から変えられるのは食生活を変えること。
・牛肉について
アメリカでは 土地の47%を食料の生産に使用している。
そのうちの、70%は家畜のえさ。
1%はフルーツ、野菜、ナッツ。
牛を育てるのに、必要な土地は鶏に必要な土地の50倍が必要。
・牛が餌を食べる際に排出されるメタンの排出量が問題。
メタンは温室効果ガス。
・メタンはCo2(二酸化炭素)よりも悪影響。
というのは、メタン分子1個=Co2分子23個分
・大気中のメタンの大部分は家畜が輩出したもの
・USメタン排出量の10~12%は牛肉の生産によるもの
・ハンバーガー1個=60wの電球200時間使用、
エアコン24時間使用、車のプリウス約68時間運転 に値する
・牛肉から別のものに変えていく。
かといって、明日からすべてTofuに切り替えようというのは難しい。
例えば鶏に変えていく、量を減らす、
上記が何度か見返しながら私がノートをとったところだった。
ここで注意するのは、食生活を変える、というときに、
急激にやりすぎないことだとも思った。
「牛はだめだ!鶏だ!」となると、
今度は一気に鶏を多く市場に出すために、ずさんに育てられ、
殺されてしまう命が増えてしまうことが想像できるから。
だから、賢く食生活を変えていくことが大切だと思う。
そして、「和食は世界を救う」と改めて思った。
家畜の牛からバランスよく食の選択をシフトしていくとき、
もしそのシフト先が、
心ある野菜や家畜を育てている農家さんや
酪農家さんのものだったら、
自分で育てた食べ物だったら、
と思うと、
どれだけ大きく社会の動きが変わっていくだろうと
想像するだけでも、
とてもワクワクする。
だってその選択の先は、
健康問題が改善、
教育問題が改善、
労働環境の改善に
繋がっていくと思うから。
例えば健康。
ケミカルなものではなく、
愛情のこもった食べ物を口にする。
食への意識は自分の体への意識とむけられ、
心にも向けられていく。
例えば、教育。
自分たちで作った野菜、
触れる土、
感じる風、
甘酸っぱいと感じる味覚、
養われていく心と体、
おじいちゃんやおばあちゃん、
お父さんお母さん、
友達と出逢う人々と、
「野菜を作った」「動物を触った」「一緒に星空の下で食べた」
という思い出、
つながり、
それらを舌と心でずっと覚えていく。
積み重ねていく。
人とのかかわり方、
命について、
自然について、
土について、
種について、
自分という存在について、
野菜に必要な土地の大きさを計算するのに数字を学び、
どうしたら野菜が倒れないかと頭を使い、
どうしたら元気に育つかと科学を学び、
どうしたら、と自分で考える力が育っていく、
水やりをし、花を見て、自分の手で育てる喜びを知り、
優しい心が育っていく。
舌と心で覚えている、
だから一時期忘れても、きちんと刻まれて、
原点に戻ってくることができる。
例えば、労働について。
無農薬で生きた野菜を届ける農家さんの野菜たちが
きちんと評価され、
想いや労働に値するお金が循環していく。
農業を潤う。
農業が潤うと、森や川の状況もよくなっていく。
本業にプラスして、何かを育てていく。
タイムマネジメントを学ぶ。
自分で野菜を育て、やりがいが生まれ、
心に余裕が出て、
本業がより回りやすくなる。
農家さんは、
良い食べ物を作るために、犠牲になることから解放される。
働くことにより生き甲斐が生まれ、
心が喜ぶ。体が元気になる。
人々が、街が明るくなる。
もちろんシナリオ通りになんていかない。
でも、
こうした想像はいくらだってしていい。
想像しながら、創造にギアチェンジしていくから、
それでいい。
「食」一つとっても、
私の頭の中ではこんな妄想がもくもくと広がり、
本当にわくわくした。
そして、私はこの連鎖を作り出す一人で在りたいと思った。
だから、
今やっているお家に人を招いて食事をすることや、
学んでいること、
ホリスティックに、栄養、日本古来の食事、江戸の食事、調味料、水や油、
無農薬や無添加のもの、そういうものを提供するお店、
薬膳、睡眠、生活、祈り、
学びながら実践しているすべてが、
私にとって、そして地球にとって、
とても大切なことのように感じている。
そしてそう、「丁寧に暮らす」ということは、
ただ自分の心と体を見たし、
生活の基準を高めてくれることに
限ったことではない。
それ以上の価値があると信じている。
私は本当に、今の時代に生まれた意味を感じる*
そして私はひとりじゃないことを知っている*
しかめっ面して、問題ばかり見るのではもうない。
こうなったら、こうしたら、もしかしたら、
こーんなことがこうなって、、、
ってどんどんワクワク想像しながら、
着眼大局、着手小局に一つ一つ、
丁寧に愛をこめて、
行っていくのだ*
Before the floodを作ってくれた地球人の皆様、
そして、シェアして教えてくれた方たち、
そして、今こうしていろいろなことが繋がるようになるまで、
出会ってくれて学びをくださった皆様、
見守ってくれる方たち、どうも、
みなさま、ありがとう!!!
このまま私は進むなりよ(*^▽^*)