シャロムな日々-3日目
コンポスト作り(ゴミ処理循環システム)
山菜摘み
藁に包んで納豆作り、
種植え、食べる瞑想、
つなぎを着ての掃除など、
シャロムに来て3日。
まだ3日って信じられないくらい毎日が濃い。
そして本当に自然が美しい。
今日は力仕事が多く、子どもと走って、体も疲れていた。でもよく笑った。みんなとの加藤志村アイーンゲームは最高だった。
早めにお風呂に入り、沢山ある本から現代農業・道は開ける・旅絵日記の3冊を持って部屋に戻った。でも急に穀物コーヒーを持って屋上で星が見たいと思った。
ベランダに出ると梯子があり、
屋根の上に登れる。
屋根まで登ったら、星が最高に見えるな。
一つ一つ段差が高くて怖い。
でも登ってみたい。
昨日、梯子から落ちたスタッフもおり、前から怖い梯子。
最近は梯子が余計怖くなった。
でも満天の星が見たくて、それに何かを破りたくて、一段ずつ登っていった。
下を見ればかなり高さがある。
落ちたらかなり危険。1人。寒い。みんな建物の中とか畑の中とかばらばら。
だれにも気づかれない。高い。
一瞬真っ暗な下を見かけた。
いや、下を向いたら登れない、そう思った瞬間、上を見た。
あと一段まできたら、屋根の上が見えた。
ただ屋根の上が寒さで少し凍っていて、滑るかもしれないと思った。滑ったら確実に死ぬ。
あと一段。
上を見上げれば満天の星。
綺麗。
もう一度屋根を触って、かっこ悪い格好でもいい、ただ登ってみたら意外と大丈夫だった。
ああ
うわぁ、
思わず頰が上がってた。嬉しくて。
登れた。
そして綺麗。
もうただ一面に満天の星空。
星が今まで見たことのないくらいいっぱいだった。
大好きな星がいっぱい。
きれいだった。
ただその星たちを見ていたら、
急に笑えてきた。
ほんの約1週間前は東京にいた。
あの高層ビルの立ち並ぶ職場で、監視下に置かれてるみたいに心がいつも緊張していて。
それで、今は屋根の上で満天の星を見ている。
ははっ
1人で何度か笑った。
近くの家から季節外れのウクレレの音が聞こえる。
ちょっと叫んでみた。
ああ、なんかもうなんでもいいじゃないか、って思っちゃうくらい
あまりに壮大で美しい自然をただ見つめていた。
はは
なんだろう、これ。
全く違う世界。
想像はしていたけど、やっぱりカルチャーショック。
美しい南アルプス。
一日のスケジュールもざっくりで。
話しながら、深く、軽く、温かく、人と繋がりながら、自然を感じながら。
頭でなく体を動かす仕事をして。
そして今はただ星を眺めてる。
こんなに高い屋根の上で。
梯子から落っこちないように、
またおしりを突き出しつつ、
ゆっくりゆっくり下って、
無事、少し冷めた穀物コーヒーを飲んだ。
幸せだった。
できないことができるようになる、
怖いを乗り越える。
小さいことなのに、
待っていた光景はあまりに美しかった。
ありがとう。